CPBLは台湾のプロ野球リーグです。
本記事では、CPBLの制度や球団の特徴を中心に、台湾野球の基本を紹介していきます。
台湾プロ野球(CPBL)とは?

Chinese Professional Baseball League(中華職業棒球大聯盟、通称CPBL)は、台湾最高峰のプロ野球リーグです。
1990年に開幕し、現在は6球団が所属しています。
日本やアメリカと比べるとリーグ規模は大きくありませんが、熱狂的な応援文化やファンとの距離の近さが魅力で、
日本人ファンからも注目を集めています。
シーズンの構成-前後期制
CPBLの大きな特徴のひとつが「前後期制」です。
シーズンを
前期(上半季)
後期(下半季)
の2つに分け、それぞれで優勝チームを決定します。
例えば、前期と後期で別の球団が優勝した場合、両チームが台湾シリーズ進出を決めます。
この制度のおかげで、シーズン途中からでも優勝争いが盛り上がりやすいのが特徴です。
主なシリーズ
熱身賽 (Exhibition Game)
開催時期:3月中旬~3月下旬
日本のオープン戦にあたるシリーズです。各チーム約10試合、合計30試合程度開催されます。
例行賽 (Regular Series)
開催時期:3月下旬~9月下旬
日本のレギュラーシーズンにあたるシリーズです。
試合数は年間120試合(前期60試合・後期60試合)です。
季後挑戰賽 (Play off Series)
開催時期:10月中旬
2チームがプレーオフに進出し、5試合で3勝したチームが台湾シリーズに進出します
總冠軍賽 (Taiwan Series)
開催時期:10月下旬・年間優勝チームを決定するシリーズ(臺灣大賽;台湾シリーズ)です。
2チームが台湾シリーズに進出し、7試合で5勝したチームが優勝となります。
前後期両方優勝したチームはアドバンテージが1勝与えられます。
外国人選手制度
CPBLでは外国人選手の存在感が非常に大きく、
多くの球団が外国人投手を中心に補強しています。
特に元NPB選手や元MLB経験者がプレーすることも多く、
日本人ファンにとっても馴染みのある選手を見かけることがあります。
また、日本人選手が台湾でプレーするケースも近年増えています。
*支配下登録人数:4人まで
一軍登録人数:3人まで。全員が投手または野手は不可
同時出場:2人まで
登録期限:8月31日まで
CPBL6球団の紹介
| 台湾での名称 | ピンイン | 日本語名 | 本拠地球場 |
|---|---|---|---|
| 中信兄弟 | Zhōngxìn Xiōngdì | 中信ブラザーズ | 臺中洲際棒球場(台中インターコンチネンタル野球場) |
| 統一7-ELEVEn獅 | Tǒngyī Seven-Eleven Shī | 統一ライオンズ | 臺南市立棒球場(台南市立野球場) |
| 樂天桃猿 | Lètiān Táoyuán | 楽天モンキーズ | 樂天桃園棒球場(楽天桃園野球場) |
| 味全龍 | Wèiquán Lóng | 味全ドラゴンズ | 臺北大巨蛋(台北ドーム) |
| 富邦悍將 | Fùbāng Hànjiàng | 富邦ガーディアンズ | 新莊棒球場(新荘野球場) |
| 台鋼雄鷹 | Táigāng Xióngyīng | 台鋼ホークス | 澄清湖棒球場(澄清湖野球場) |
中信兄弟
CPBL屈指の人気を誇る伝統球団です。
熱量の高い応援文化で知られていて、黄色を基調にしたスタンドは台湾野球を象徴する光景のひとつになっているようです。
近年は安定した戦力と豊富な経験を武器に優勝争いの常連となっていて、投打ともに層の厚さが魅力です。
台湾シリーズ制覇を常に期待される“王道チーム”です。
統一7-ELEVEn獅

1990年のリーグ創設時から参加している歴史ある球団で、CPBL最多クラスの優勝経験を持つ名門です。
台南を本拠地とし、南部を中心に根強い人気があります。
若手とベテランをバランス良く起用するチーム作りが特徴で、落ち着いた雰囲気の中にも伝統球団らしい強さを感じさせます。
樂天桃猿
台湾野球の応援文化を大きく進化させた球団として知られています。
華やかなチアと一体感のある応援は国内外から高い人気を集め、初めて台湾野球を観戦する人にもおすすめのチームです。
攻撃的な野球スタイルも魅力で、打線が勢いに乗ると球場全体が一気に盛り上がります。
味全龍

かつてリーグを離れていたものの、2020年に復帰した歴史ある球団です。
近年は積極的な補強と育成によって戦力を整え、再び優勝争いを狙える存在になっています。
台北ドームを本拠地のひとつとして使用していることも注目点で、都市型球団として今後さらに人気を拡大していきそうです。
富邦悍將
首都圏を本拠地とする人気球団で、スタイリッシュな球団イメージと熱心なファン層を持っています。
SNSや映像演出などエンターテインメント面にも力を入れており、若い世代からの支持も高めです。
一方で近年は苦しいシーズンも続いており、2026年は再浮上を目指す重要な一年となります。
台鋼雄鷹

2024年から一軍参入したCPBLで最も新しい球団です。
高雄を拠点に、若手中心のフレッシュなチーム作りを進めています。まだ歴史は浅いものの、地域密着型の運営や積極的な補強で注目を集めています。
今後どのようにチームカラーを築いていくのか、多くのファンが期待を寄せています。
台湾野球ならではの魅力
鳴り続ける応援と一体感のあるスタンド
まず印象的なのが、試合中ほとんど途切れない応援です。
攻撃中は常に応援歌やコールが続きます。
観客も自然に手拍子や応援歌へ参加していくため、球場全体に強い一体感が生まれます。
特にホームチームでは球場一体になって応援している感じをすごく感じます。
特に中信兄弟や樂天桃猿の応援は熱量が高く、台湾野球を代表する名物のひとつになっているようです。
CPBLを象徴するチア文化
台湾プロ野球を語るうえで欠かせないのがチアリーダー文化です。
各球団には専属のチアがいて、イニング間だけでなく試合中も応援席前でダンスやコールを行います。
選手応援歌に合わせて踊るスタイルはCPBLならではで、野球ファン以外からも注目を集めています。
近年はSNSや動画配信を通じて海外人気も高まり、日本から“チア目的”で観戦に訪れるファンも増えています。
応援はエンターテインメント性が非常に強く、「試合+ライブイベント」のような雰囲気を楽しめるのも台湾野球の特徴です。
“みんなで楽しむ”台湾の球場文化
CPBLの球場は、自由でカジュアルな空気感があります。
初めて来た観客でも入りやすい雰囲気があり、野球に詳しくなくても楽しめるのが魅力です。
また、選手とファンの距離が近いことも特徴で、試合後イベントやサイン交流などが行われることもあります。
“本気の勝負”と“お祭り感”が共存しているところに、CPBL独特の魅力があります。
テレビや配信で見るだけでも楽しいCPBLですが、実際に球場へ行くとその熱気や一体感に驚かされます。
応援、音楽、歓声、そして台湾ならではの空気感。
野球好きなら、台湾に行った際にはぜひ球場を訪れてみてください。

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